XR 基準

エクステンデッドレンジ オーバーヘッドプログラム

エクステンデッドレンジマインダイビング

意図

このプログラムは、以下を行うために必要なトレーニングをダイバーに提供する:
  • 自立してマインペネトレーションダイブを計画及び実施し、
  • 専用器材を使用し、
  • ガスマネージメントの1/6ルールのコンセプトを使用し、
  • 最大水深40メートルまで、
  • 自然光があるエリア内で、
  • シングルラインのナビゲーションで、
  • 同等又はそれ以上の資格のあるダイブバディと。

最低インストラクター資格

アクティブステイタスを有するエクステンデッドレンジマインダイビングインストラクターは、エクステンデッドレンジマインダイビングプログラムを実施することができる。
器材コンフィグレーション
  • エクステンデッドレンジインストラクター(ツインセット)又はエクステンデッドレンジファウンデーションインストラクター(ツインセット)認定がある場合、SSIトレーニング基準に沿って、ツインセットトータルダイビングシステムを使用することができる。
  • レクリエーショナルサイドマウントダイビングスペシャルティインストラクター認定がある場合、SSIトレーニング基準に沿って、サイドマウントトータルダイビングシステムを使用することができる。
  • 受講生が使用するユニットに該当するCCR又はSCRダイビングインストラクター認定及びCCR又はSCRダイビング認定がある場合、SSIトレーニング基準に沿って、CCR又はSCRトータルダイビングシステムを使用することができる。

注意 | プログラムを教えるSSIプロフェッショナルは、受講生が使用する器材コンフィグレーションのインストラクター資格がなければならない。

受講生の参加前条件

少なくとも以下のログ記録があること:
  • 合計24ダイブ
以下のSSI認定、又は承認されたトレーニング機関からの同等資格があること:
  • オープンウォーターダイバー
ツインセットコンフィグレーションを使用する受講生の場合(上記に加えて):
以下のSSI認定又は承認されたトレーニング機関の同等資格が少なくとも1つあること:
  • エクステンデッドレンジファウンデーション(ツインセット)
  • エクステンデッドレンジ
サイドマウントコンフィグレーションを使用する受講生の場合(上記に加えて):
以下のSSI認定、又は承認されたトレーニング機関からの同等資格があること:
  • レクリエーショナルサイドマウントダイビング
CCRユニットを使用する受講生の場合(上記に加えて):
少なくとも以下のログ記録があること:
  • 該当するユニットで30時間
以下のSSI認定、又は承認されたトレーニング機関からの同等資格があること:
  • CCR ダイビング | このプログラムで使用される同じユニットでなければならない
SCRユニットを使用する受講生の場合(上記に加えて):
少なくとも以下のログ記録があること:
  • 該当するユニットで30時間
以下のSSI認定、又は承認されたトレーニング機関からの同等資格があること:
  • SCRダイビング | このプログラムで使用される同じユニットでなければならない

時間

  • 完了するまでの推奨時間:12時間

最小必要器材

このプログラムに参加する受講生は、以下の器材コンフィグレーションのうちの少なくとも1つを使用しなければならない:
  • XR一般トレーニング基準に沿った完全なシングルシリンダートータルダイビングシステム。
  • 完全なツインセットトータルダイビングシステム。
  • 完全なサイドマウントトータルダイビングシステム。
  • 完全なCCRトータルダイビングシステム。
  • 完全なSCRトータルダイビングシステム。
及び
  • 主要及びバックアップのライト。
  • 最低45メートルのラインのある1つのリール又はスプール。
  • 各ダイブチームに1つの主要ラインリール。
  • 最低2個のラインアロー又は参照エキジットマーカー(REM)。

水中での人数比

  • 受講生とインストラクターの人数比は、3:1

深度制限

  • プール/限定水域の最大深度制限:12メートル
  • オープンウォーターの最大深度制限:40メートル又はダイバーの認定による最大認深度のいずれか浅い方。

完了するための必要条件

  • インストラクターマニュアルのオーバーヘッド環境に沿って、全ての学科セッション及び評価を完了すること。
  • オーバーヘッド環境のファイナルエグザムを完了すること。
  • SSIジェネラルトレーニングスタンダードに記載されているXRウォーターフィットネス評価を完了する。
  • インストラクターマニュアルのオーバーヘッド環境に沿って、少なくとも1回のドライランドスキル開発セッションを完了すること。
  • インストラクターマニュアルのオーバーヘッド環境に沿って、少なくとも1時間の最少累積時間を伴う少なくとも1回のプール/限定水域スキル開発セッションを完了すること。
  • インストラクターマニュアルのオーバーヘッド環境に沿って、少なくとも4回のオーバーヘッド トレーニング ダイブを完了すること。
  • オーバーヘッド環境で最低 120 分のランタイムを完了すること。

トレーニング条件

呼吸ガス及び減圧

  • 全ての水中トレーニングは、受講生のダイブコンピューター、ダイブプランニングソフトウェア、SSIエア/EANテーブルの無減圧限界内で計画されなければならない。

オープンサーキット

  • ペネトレーションは、ダイバーのボトムガス供給の1/6を超えてはならない。

CCR

  • CCRベイルアウトシリンダーには、最初のベイルアウトガスの持続時間に対して40リットル/分とするSACレートに基づき、ダイバーが計画されたペネトレーションの最深部から水面に戻るために十分なガスがなければならない。
  • ダイビングの残りの部分は、ダイバーが計算したSACレートで計画することができる。
  • ベイルアウトは、利用可能なガスの半分を使用して計画することができる。

SCR

  • SCRシリンダーには、最初のベイルアウトガスの持続時間に対して40リットル/分とするSACレートに、SCR故障モードでの追加の30リットル/分を加えたものに基づき、ダイバーが計画されたペネトレーションの最深部から水面に戻るために十分なガスがなければならない。
  • ダイビングの残りの部分は、ダイバーが計算したSACレートで計画することができる。
  • ベイルアウトは、利用可能なガスの半分を使用して計画することができる。

注意 | 組み合わせてプログラムを実施する際のガス予備量及び減圧のルールについては、「オーバーヘッドプログラムを組み合わせる」のページを参照すること。

環境

  • 全てのオーバーヘッド固有のスキルは、プログラムのインストラクターマニュアルに沿って、オーバーヘッド環境内で実施しなければならない。
  • 全てのオーバーヘッドトレーニングダイブは、ダイビングの開始時に少なくとも5メートルの透明度がある水中で実施しなければならない。

ナビゲーション

  • オープンウォーターへのガイドラインは、あらゆるオーバーヘッドトレーニングダイブの全ての段階で維持されていなければならない。
  • ペネトレーションは、SSI一般トレーニング基準で定義されているように、自然光のあるエリアに限定されなければならない。
  • ナビゲーションのパターンは、シンプルなシングルラインパターンに限定されなければならない。

手順

  • プール/限定水域スキル開発セッションは、受講生が器材コンフィグレーションセッション及びドライランドスキル開発セッションを成功裏に完了した後でのみ実施してもよい。
  • オーバーヘッドトレーニングダイブ1~4は、受講生がXR水中適正評価及び全てのプール/限定水域スキル開発セッションを成功裏に完了した後でのみ実施してもよい。
  • オーバーヘッドトレーニングダイブ5及び6は、受講生が全ての学科セッション、及びオーバーヘッドトレーニングダイブ1〜4を成功裏に完了した後でのみ実施してもよい。

認定

全ての学科及び水中の必要条件を完了したら、SSIプロフェッショナルはプログラムのデジタル認定カードを発行することができる。
SSIエクステンデッドレンジマインダイビング認定は、自律的にダイビングを行う資格を取得者に与える:
  • ダイバーのトレーニング及び経験に似た環境で、
  • 専用器材を使用し、
  • ガスマネージメントの1/6ルールのコンセプトを使用し、
  • 最大水深40メートルか又は認定レベルの最大水深のどちらか浅い方まで、
  • 自然光があるエリア内で、
  • シングルラインのナビゲーションで、
  • 同等又はそれ以上の資格のあるダイブバディと。

クレジット

  • エクステンデッドレンジマインダイビング認定は、エクステンデッドレンジマインダイビングプログラムが完了してから180日以内にプログラムを始める場合、ドライランドスキル開発セッション、プール/限定水域スキル開発セッション、及びエクステンデッドレンジレックダイビングプログラム又はエクステンデッドレンジカバーンダイビングプログラムのオーバーヘッド環境トレーニングダイブ1及び2 をクレジットしてもよい。
  • クレジットの有無は、完全にインストラクターの裁量に任される。 クレジットする場合、インストラクターは受講生の能力についての直接かつ最近 (180 日以内) の知識がなければならず、又はインストラクターは、あらゆる実際のオーバーヘッド環境でのダイビングの前に、プール/限定水域セッション及び少なくとも1回の評価ダイブの両方を実施しなければならない。
  • 個人用メモを作成する
  • 翻訳ミスを報告する
  • テクニカルエラーの報告