XR 基準

エクステンデッドレンジ オーバーヘッドプログラム

テクニカルレックダイビング

意図

このプログラムは、以下を行うために必要なトレーニングをダイバーに提供する:
  • 自立して完全なレックペネトレーションダイブを計画及び実施し、
  • 専用器材を使用し、
  • ガスマネージメントの1/3ルールのコンセプトを使用し、
  • ダイバーの現在の認定範囲内の深度まで、
  • 同等又はそれ以上の資格のあるダイブバディと。

最低インストラクター資格

アクティブステイタスを有するテクニカルレックダイビングインストラクターは、テクニカルレックダイビングプログラムを実施することができる。
器材コンフィグレーション
  • エクステンデッドレンジインストラクター(ツインセット)認定がある場合、SSIトレーニング基準に沿って、ツインセットトータルダイビングシステムを使用することができる。
  • エクステンデッドレンジサイドマウントインストラクター認定がある場合、SSIトレーニング基準に沿って、エクステンデッドレンジサイドマウントトータルダイビングシステムを使用することができる。
  • 受講生が使用するユニットに該当するCCR又はSCRエクステンデッドレンジインストラクター認定及びCCR又はSCRダイビング認定がある場合、SSIトレーニング基準に沿って、XR CCR又はXR SCRトータルダイビングシステムを使用することができる。

注意 | プログラムを教えるSSIプロフェッショナルは、受講生が使用する器材コンフィグレーションのインストラクター資格がなければならない。

受講生の参加前条件

少なくとも以下のログ記録があること:
  • 合計75ダイブ
以下のSSI認定又は承認されたトレーニング機関の同等資格が少なくとも1つあること:
  • エクステンデッドレンジレックダイビング
  • エクステンデッドレンジカバーンダイビング
ツインセットコンフィグレーションを使用する受講生の場合(上記に加えて):
以下のSSI認定、又は承認されたトレーニング機関からの同等資格があること:
  • エクステンデッドレンジ
サイドマウントコンフィグレーションを使用する受講生の場合(上記に加えて):
以下のSSI認定、又は承認されたトレーニング機関からの同等資格があること:
  • エクステンデッドレンジサイドマウント
CCRユニットを使用する受講生の場合(上記に加えて):
少なくとも以下のログ記録があること:
  • 該当するユニットで100時間
以下のSSI認定、又は承認されたトレーニング機関からの同等資格があること:
  • CCR エクステンデッドレンジ | このプログラムで使用される同じユニットでなければならない
SCRユニットを使用する受講生の場合(上記に加えて):
少なくとも以下のログ記録があること:
  • 該当するユニットで100時間
以下のSSI認定、又は承認されたトレーニング機関からの同等資格があること:
  • SCRエクステンデッドレンジ | このプログラムで使用される同じユニットでなければならない

時間

  • 完了するための推奨時間:20時間

最小必要器材

このプログラムに参加する受講生は、以下の器材コンフィグレーションのうちの少なくとも1つを使用しなければならない:
  • 完全なツインセットトータルダイビングシステム。
  • 完全なエクステンデッドレンジサイドマウントトータルダイビングシステム。
  • 完全なXR CCRトータルダイビングシステム
  • 完全なXR SCRトータルダイビングシステム。
及び
  • 適切な主要ライト及び最低2つのバックアップライト。
  • 各ダイバーに3つのリール又はスプール(1つは最小45メートルのラインのあるセーフティスプールであること)。
  • 各チームに1つの主要ラインリール。
  • 3つのラインアロー及び3つの方向指示のないクッキー、又は6つの参照エキジットマーカー(REM)。

水中での人数比

  • 受講生とインストラクターの人数比は、3:1

深度制限

  • プール/限定水域の最大深度制限:12メートル
  • オーバーヘッドトレーニングダイブ1及び2の最大深度制限:40メートル。
  • オーバーヘッドトレーニングダイブ3~6の最大深度制限:インストラクター又は受講生の認定された最大深度のうち、どちらか浅い方。

完了するための必要条件

  • インストラクターマニュアルのテクニカルレックダイビングに沿って、全ての学科セッション及び評価を完了すること。
  • プログラムのファイナルエグザムを完了すること。
  • SSIジェネラルトレーニングスタンダードに記載されているXRウォーターフィットネス評価を完了する。
  • インストラクターマニュアルのテクニカルレックダイビングに沿って、少なくとも1回のドライランドスキル開発セッションを完了すること。
  • インストラクターマニュアルのテクニカルレックダイビングに沿って、少なくとも1時間継続した少なくとも1回のプール/限定水域スキル開発セッションを完了すること。
  • インストラクターマニュアルのテクニカルレックダイビングに沿って、少なくとも6回のオーバーヘッドトレーニングダイブを完了すること。
  • オーバーヘッド環境で少なくとも180分のランタイムを完了すること。

トレーニング条件

呼吸ガス及び減圧

  • 全てのオーバーヘッドトレーニングダイブは、受講者の認定の減圧制限内で計画されなければならない。

オープンサーキット

  • ペネトレーションは、ダイバーのボトムガス供給量の1/3を超えてはならない。。
  • ガスマッチングの公式は、ダイビングプランのために使用し適用しなければならない。

CCR

  • CCRベイルアウトシリンダーには、最初のベイルアウトガスの持続時間に対して40リットル/分とするSACレートに基づき、ダイバーが計画されたペネトレーションの最深部から水面に戻るために十分なガスがなければならない。
  • ダイビングの残りは、ダイバーが計算したSACレートで計画することができる。
  • ベイルアウトは、全ての利用可能なガスを使用して計画することができる。

SCR

  • SCRシリンダーには、最初のベイルアウトガスの持続時間に対して40リットル/分とするSACレートに、SCR故障モードでの追加の30リットル/分を加えたものに基づき、ダイバーが計画されたペネトレーションの最深部から水面に戻るために十分なガスがなければならない。
  • ダイビングの残りは、ダイバーが計算したSACレートにSCR故障モードにおける追加の30リットル/分を加えて計画することができる。
  • ベイルアウトは、全ての利用可能なガスを使用して計画することができる。

環境

  • 全てのオーバーヘッド固有のスキルは、プログラムのインストラクターマニュアルに沿って、オーバーヘッド環境内で実施しなければならない。
  • 全てのオーバーヘッドトレーニングダイブは、ダイビングの開始時に少なくとも5メートルの透明度がある水中で実施しなければならない。

ナビゲーション

  • オープンウォーターへのガイドラインは、あらゆるオーバーヘッドトレーニングダイブの全ての段階で維持されていなければならない。
  • ジャンプ、サーキット、及び他の複数ラインのナビゲーションシステムを含む複雑なナビゲーションパターンが許可されている。
  • SSI一般トレーニング基準で定義されているように、軽微な制限は許可されている。
  • ダイビングは、サイトに複数のエントリー及びエキジットポイント、及び内部ルートがある十分な大きさがある場合を除き、 少なくとも2つの異なるサイトで完了されなければならない。

手順

  • プール/限定水域スキル開発セッションは、受講生が器材コンフィグレーションセッション及びドライランドスキル開発セッションを成功裏に完了した後でのみ実施してもよい。
  • オーバーヘッドトレーニングダイブ1~4は、受講生がXR水中適正評価及び全てのプール/限定水域スキル開発セッションを成功裏に完了した後でのみ実施してもよい。
  • オーバーヘッドトレーニングダイブ5及び6は、受講生が全ての学科セッション、及びオーバーヘッドトレーニングダイブ1〜4を成功裏に完了した後でのみ実施してもよい。

認定

全ての学科及び水中の必要条件を完了したら、SSIプロフェッショナルはプログラムのデジタル認定カードを発行することができる。
SSIテクニカルレックダイビング認定は、自律的にダイビングする資格を取得者に与える。
  • ダイバーのトレーニング及び経験に似た環境で、
  • 専用器材を使用し、
  • ガスマネージメントの1/3ルールのコンセプトを使用し、
  • 認定の最大水深まで、
  • 同等又はそれ以上の資格のあるダイブバディと。

クレジット

エクステンデッドレンジプログラムと組み合わせる場合:
  • テクニカルレックダイビングプログラムのオーバーヘッドトレーニングダイブ1〜4は、エクステンデッドレンジプログラムのオープンウォータートレーニングダイブ1〜4の必要条件を満たすために使用してもよい。
  • ダイバーは、両方のプログラムに対する全ての前資格、スキル開発、及び学科の必要条件を完了しなければならない。
  • 個人用メモを作成する
  • 翻訳ミスを報告する
  • テクニカルエラーの報告