XR 基準

オープンサーキットプログラム

テクニカルエクステンデッドレンジ

意図

このプログラムは、以下を行うために必要なトレーニングをダイバーに提供する:
  • 自立して2回のガススイッチ、複数回停止する減圧ダイビングを計画及び実施し、
  • ツインセット又はエクステンデッドレンジサイドマウントトータルダイビングシステムで、
  • 最大深度50メートル(トライミックスを使用する場合は60メートル)まで、
  • 100%酸素までの減圧用混合ガスを使用し、
  • 同等又はそれ以上の資格のあるダイブバディと。

最低インストラクター資格

アクティブステータスを有するテクニカルエクステンデッドレンジインストラクターは、テクニカルエクステンデッドレンジプログラムを実施することができる。
テクニカルエクステンデッドレンジトライミックスプログラムを実施するには、インストラクターはテクニカルエクステンデッドレンジトライミックスインストラクターとしての資格がなければならない。

注意 | テクニカルエクステンデッドレンジトライミックスのカリキュラムは、使用する呼吸ガスを除き、トライミックスではないプログラムと全く同じである。

器材コンフィグレーション
  • エクステンデッドレンジサイドマウントインストラクター認定がある場合、SSIトレーニング基準に沿って、エクステンデッドレンジサイドマウントトータルダイビングシステムを使用することができる。

受講生の参加前条件

少なくとも以下のログ記録があること:
  • 合計70ダイブ
  • 20回の30m以深へのダイビング
  • 少なくとも1回のガススイッチを伴うステージ減圧を必要とする10回のダイビング(トレーニングダイビングを含まない)
以下のSSI認定又は承認されたトレーニング機関の同等資格が少なくとも1つあること:
  • エクステンデッドレンジ
  • フルケーブダイビング
  • テクニカルレックダイビング

時間

  • 完了の推奨時間:18時間

最小必要器材

このプログラムに参加する受講生は、以下の器材コンフィグレーションのうちの少なくとも1つを使用しなければならない:
  • 完全なツインセットトータルダイビングシステム。
  • 完全なエクステンデッドレンジサイドマウントトータルダイビングシステム。
含まれるもの:
  • 2本のステージシリンダー。

水中での人数比

  • 受講生とインストラクターの人数比は4:1。

深度制限

  • プール/限定水域の最大深度制限:12メートル
  • オープンウォータートレーニングダイブ1及び2の最大深度:40メートル。
  • オープンウォータートレーニングダイブ3及び4の最大深度:45メートル。
  • オープンウォータートレーニングダイブ5及び6の最大深度:50メートル。
  • 少なくとも1回のダイビングは、深度45メートルに達しなければならない。

トライミックスを使用する場合

  • オープンウォータートレーニングダイブ1及び2の最大深度:40メートル。
  • オープンウォータートレーニングダイブ3及び4の最大深度:45メートル。
  • オープンウォータートレーニングダイブ5及び6の最大深度:60メートル。
  • 少なくとも1回のダイビングは、深度55メートルに達しなければならない。

完了するための必要条件

  • インストラクターマニュアルのテクニカルエクステンデッドレンジに沿って、全ての学科セッション及び評価を完了すること。
  • プログラムのファイナルエグザムを完了すること。
  • テクニカルエクステンデッドレンジトライミックスの資格を得る場合、テクニカルエクステンデッドレンジトライミックスのファイナルエグザムを完了すること。
  • エクステンデッドレンジダイブプランニングシートを使用して完全なダイブプランを自立して立てること。。
  • SSIジェネラルトレーニングスタンダードに記載されているXRウォーターフィットネス評価を完了する。
  • インストラクターマニュアルのテクニカルエクステンデッドレンジに沿って、少なくとも90分の最小累積時間を伴う少なくとも1回のプール/限定水域スキル開発セッションを完了すること。
  • インストラクターマニュアルのテクニカルエクステンデッドレンジに沿って、少なくとも6回のオープンウォータートレーニングダイブを完了すること。

トレーニング条件

呼吸ガス及び減圧

  • オープンウォータートレーニングダイブ1及び2は予備のダイビングであり、受講生が180日以内にSSIエクステンデッドレンジプログラムを完了している場合、インストラクターの裁量で免除してもよい。
  • オープンウォータートレーニングダイブ1及び2は、受講生のダイブコンピュータ、ダイブプラニングソフトウェア、又はSSI空気/ EAN併用ダイブテーブルの無減圧限界内で計画を立てなければならない。
  • テクニカルエクステンデッドレンジトライミックスの資格を得る場合、オープンウォータートレーニングダイブ5及び6はトライミックスガスを使用して実施されなければならない。
  • オープンウォータートレーニングダイブ3〜6の合計累積時間は、最低3時間でなければならない。
  • 主要計画での減圧義務(使用する場合はディープストップを含む全ての減圧停止の合計時間)は、オープンウォータートレーニングダイブ3及び4では、30分を超えてはならない。
  • 主要計画での減圧義務(使用する場合はディープストップを含む全ての減圧停止の合計時間)は、オープンウォータートレーニングダイブ5及び6、及びあらゆる追加のトレーニングダイブでは、60分を超えてはならない。
  • 少なくとも1回のダイビングは、合計ランタイムが60分を超えなければならない。
  • オープンウォータートレーニングダイブ3〜6は、少なくとも2回のガススイッチが含まれなければならない。

環境

  • 環境又は水域のコンディションが、累積時間の必要条件を満たすには安全ではないか又は実用的ではない場合、追加のトレーニングダイブを予定するべきである。

手順

  • オープンウォータートレーニングダイブ1及び2は、器材コンフィグレーションセッション、XR水中適正評価、及び全てのプール/限定水域スキル開発セッションを受講生が成功裏に完了した後にのみ実施することができる。
  • オープンウォータートレーニングダイブ3及び4は、受講生がオープンウォータートレーニングダイブ1及び2を成功裏に完了した後でのみ実施することができる。
  • オープンウォータートレーニングダイブ5及び6は、受講生が全ての学科セッション、及びオープンウォータートレーニングダイブ3及び4を成功裏に完了した後にでのみ実施することができる。

アップグレード

テクニカルエクステンデッドレンジトライミックスにアップグレードするには、テクニカルエクステンデッドレンジの受講生は以下を行われなければならない:
  • インストラクターマニュアルのテクニカルエクステンデッドレンジに沿って、全ての学科セッション及び評価を完了すること。
  • プログラム固有のファイナルエグザムを完了すること。
  • エクステンデッドレンジダイブプランニングシートを使用して、完全なトライミックスダイビング計画を自立して計画すること。
  • インストラクターマニュアルのトライミックスを使用するテクニカルエクステンデッドレンジに沿って、オープンウォータートレーニングダイブ5及び6を完了すること。

認定

全ての学科及び水中の必要条件を完了したら、SSIプロフェッショナルはプログラムのデジタル認定カードを発行することができる。
SSIテクニカル エクステンデッド レンジ認定は、自律的にダイビングを行う資格を取得者に与える:
  • ダイバーのトレーニング及び経験に似た環境で、
  • ツインセット又はエクステンデッドレンジサイドマウントトータルダイビングシステムで、
  • 最大水深50メートルまで、
  • 無制限の減圧停止で、
  • 最大2回のガススイッチで、
  • 同等又はそれ以上の資格のあるダイブバディと。
SSIテクニカル エクステンデッドレンジトライミックス認定は、以下の条件で自律的にダイビング行う資格も取得者に与える;
  • 最大水深60メートルまで、
  • トライミックス呼吸ガスの使用。

クレジット

このプログラムは、テクニカルレックダイビングプログラム又はフルケーブダイビングプログラムと組み合わせてもよい。
テクニカルレックダイビングプログラムと組み合わせる場合:
  • テクニカルレックダイビングプログラムのオーバーヘッドトレーニングダイブ1〜4は、エクステンデッドレンジプログラムのオープンウォータートレーニングダイブ1〜4の必要条件を満たすために使用してもよい。
  • 受講生は、両方のプログラムの前提条件、スキル開発セッション、および学科の要件をすべて完了する必要がある。
フルケーブダイビングプログラムと組み合わせる場合:
  • フルケーブダイビングプログラムのオーバーヘッドトレーニングダイブ1〜4は、テクニカルエクステンデッドレンジプログラムのオープンウォータートレーニングダイブ1〜4の必要条件を満たすために使用してもよい。
  • 受講生は、両方のプログラムの全ての前提条件、スキル開発セッション、及び学科の必要条件を完了しなければならない。
  • 個人用メモを作成する
  • 翻訳ミスを報告する
  • テクニカルエラーの報告